徳田秋聲作「隣室」   音声データ こちら
 
  収録時間 17分35秒 8.05MB
  明治41年11月「新文林」   朗読 笠間芙美子
      更新 2011.3.24
  【解説】
 明治41年11月の「新文林」に発表された作品である。主人公は作家志望の青年・岡本で、彼が下宿の部屋で隣り合った父子のやり取りを壁越しに聞きながら、健全に人生を歩んでいこうとする彼らと、薄志弱行で将来の見えぬ自身とを対比的に眺める様子を描いている。もちろん主人公の姿には、秋聲が自身の姿を投影させているのだろう。
   
 
東海大学文学部 大木志門
 
 
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