| 徳田秋聲作「指輪」 | 音声データ こちら | ||
| 収録時間 27分24秒 12.5MB | |||
| 明治42年11月「中央公論」 | 朗読 菱田純子 | ||
| 更新 2011.4.27 | |||
| 【解説】 明治42年11月の「中央公論」に発表された。ある庶民の家庭で妻の大切にしていた指輪が紛失したことで生ずる小さな事件を描いている。指輪を通じて浮かんでくる妻の回想の描写や、手癖の悪い手伝いの少女を問いつめる時の彼女の複雑な感情などが読みどころである。当時「自然主義文学」の論客であった相馬御風が、本作を時評で「短いスケッチの間に（中略）複雑な縮図を織り込んだ手際は敬服に値する」と書いたのもよく肯ける。 |
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東海大学文学部 大木志門 |
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